ヒートショックに注意しよう!!
師走になり、冬の寒さも本格的になってきました。お風呂で冷えた体を芯まで温めて…からのこたつでアイスなんてのも最高ですね笑 一日の疲れを癒してくれるお風呂ですが、実は危険が潜んでいます。今回はヒートショックとその危険性について紹介します。
【目次】
1.ヒートショックとは?
2.どんな場面で起こりやすい?対応策は?
3.まとめ
1.ヒートショックとは?
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動のように温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することによって、血管や心臓に大きな負担がかかる事を指します。ヒートショックが発生すると意識の喪失や脳梗塞,心筋梗塞なども合わせて発生しやすく最悪の場合死亡してしまうケースも少なくありません。特に浴槽内で起こってしまうと溺死に繋がる可能性もあります。
ヒートショックのリスクが高い方としては高齢者、高血圧,糖尿病や脂質異常症の方が挙げられます。
では続いてヒートショックが起こりやすい場面を見ていきましょう。
2.どんな場面で起こりやすい?対応策は?
それはズバリ入浴時です! 身体の全体が露出し、暖かい部屋から寒い脱衣所へと移動すると体温が一気に下がります。すると私たちの身体は寒冷刺激によって血圧が急激に上がってしまいます。体温が急激に下がった状態で急に熱いお湯につかると血管が拡張し、今度は血圧が急激に下がってしまいます。お風呂から上がり、寒い脱衣所に出てくるとまたもや血圧が上昇してしまいます。このように短時間で血圧が上がったり,下がったりすることでヒートショックの発生リスクが高まってしまうのです。
そんな誰にでも起こりうるヒートショック…対応策はないのでしょうか…?
入浴時における対応策を2つご紹介します。まず1つ目は入浴前に脱衣所や浴室の寒暖差を少なくすることです。具体例としては脱衣所に暖房器具を設置する,浴槽の蓋を外してお湯をかき混ぜてから入浴する,浴室の床にバスマットを設置する等です。
2つ目としては、かけ湯をしてから入浴することです。
かけ湯の際には心臓から遠い足元から徐々にかけるようにしましょう。またお風呂の温度は40度前後を目安としましょう。
3.まとめ
我々が清潔に健やかに生活する上で入浴は欠かせません。
当法人の入所施設でも利用者の入浴の際には細心の注意を払って、支援を行っています。
リスクを正しく理解した上で充実したお風呂ライフを楽しみましょう~!
それでは皆さん良いお年を!!