障害のある方を支援する仕事
令和5年4月に入社し、早半年が過ぎました。私は現在、四日市福祉会の通所事業所の一つである、「ラポールブルーミング」にて障がいのある利用者の方へ支援を行っています。今回は実際に半年間支援の仕事をして、個人的に感じたことをお伝えしていこうと思います。
【目次】
1.「ラポールブルーミング」とは?
2.「ラポールブルーミング」での日常
3.支援の中で感じた「難しさ」
4.まとめ
1.「ラポールブルーミング」とは?
「ラポールブルーミング」は、重度の知的障がい者の方や高齢の知的障がい者の方を中心に、食事や入浴などの日常生活の支援、自動車や自動販売機の部品の組み立て、説明書の袋入れなどの作業訓練、リハビリテーションなどを行う生活介護事業を行っています。利用者の方にとって生活の場であるということを念頭に置き、個人の想いを尊重しつつ集団の中で過ごすために必要なルールを設けたり、余暇活動を充実させたりすることで、それぞれの自立を支援しています。
現在、平日は約30名、月2回の土曜稼働日は約40名の利用者の方が利用されており、年齢層は10代~70代となっています。
2.「ラポールブルーミング」での日常
「ラポールブルーミング」は通所施設であるため、利用者の方はグループホームや自宅など、様々な場所から通われています。私は支援員として、利用者の方の作業訓練の補助、生活相談、食事や入浴、トイレの補助等、様々な支援を行っています。できることや苦手なことは利用者の方によって様々なため、それぞれに合った支援を行う必要があります。やることが多く、毎日があっという間に過ぎていきますが、利用者の方や保護者の方から「ありがとう」という気持ちを伝えていただけると、すごくやりがいを感じます。また休憩時間などに利用者の方から話しかけていただくことも多く、会話が弾むことが殆どで楽しいです。
3.支援の中で感じた「難しさ」
やりがいがある反面、難しさを感じる事もあります。利用者の方の中には、思いを自分から伝えること、言葉で伝えることが難しい方もいらっしゃいます。表情や身体の動き、声のトーンなどから読み取ろうとしていますが、これがかなり難しく、期待に応えられない事もあります。また利用者の方の思いを推測して支援を行う事もあり、「本当にこの支援で良かったのだろうか」「余計なことをしていないだろうか」と悩むこともあります。
しかし毎日利用者の方と過ごすうちに、何か伝えたい時に取る行動や表情がある事が分かるようになり、少しずつ利用者の方の思いに合った対応が出来ることが増えました。具体例を挙げると、トイレに行きたい時は立ち上がって職員の近くをうろうろする事や、周りが騒がしい時は険しい顔で耳を塞いでいる等、利用者の方によって様々です。とはいえまだまだ気持ちを読み取れないことの方が多いので、利用者の方をよく観察したり、先輩に質問したりして、少しでも利用者の方の気持ちを読み取れるようにしていこうと思っております。
4.まとめ
私は福祉系の大学出身で、大学時代から障がい者福祉の仕事をしたいと考えていました。支援員の仕事は、楽しさを感じる反面、利用者の方の気持ちを中々読み取れないという難しさを感じる場面も多くあります。しかし、利用者の方の気持ちに応えることが出来たり、「ありがとう」と言っていただけたりすると、やりがいを感じることが出来る仕事でもあると思っています。
福祉の勉強は大学でしてきましたが、実際に仕事をしてみるとまだまだ分からないことだらけです。その時は、先輩職員の方に相談をしたり、助けていただいたりしています。どの先輩も優しく質問しやすいため、助かっています。また支援に関しては初めから完璧にやろうとせず、少しずつできることを増やしていく方が良いと考えています。これからもコツコツと頑張っていこうと思います。