コラム

食事満足度の向上を目指して

「食事」は生活をする中で大きな楽しみになります。食事が一層楽しみとなるように嗜好調査を行い意見を頂き献立に反映させています。私たち栄養士が献立を作成するのに嗜好調査は大きな指標になっています

【目次】

1.嗜好調査とは
2.嗜好調査の結果Ⅰ
3.嗜好調査の結果Ⅱ
4. まとめ

1.嗜好調査とは

利用者さんの好みや食事に対する意見を知ることで、献立内容や調理の仕方等の食事に関する様々なことを見直し、利用者さんに満足して頂ける食事を提供することを目的とする調査です。四日市福祉会では年2回全利用者さん対象に行っています。アンケート用紙を他部署の協力のもと利用者さんに記入していただき集計をしています。

2.嗜好調査の結果Ⅰ

今年度後期の嗜好調査の内容と結果を報告します。

以上の結果になりました。味付けに関して、8割の方が良いと回答されて嬉しく思っています。一方で薄いと回答された方が14%でした。栄養管理上減塩を目指しているので難しい課題ではありますが、旨味を活用して薄いという回答を減らせられるよう工夫していきたいと考えています。

四日市福祉会では温蔵庫と温冷配膳車を導入しています。調理後温菜は温蔵庫へ、冷菜は冷蔵庫で保管し、盛付後は温冷配膳車へ入れています。ご飯・主菜・温菜・汁物等の温かいものは温かいままで、サラダ・和え物・デザート等冷たいものは冷たいまま提供することができています。これにより食事の温度に関して7割以上の方が良いと回答されているのではないかと考えています。

3.嗜好調査の結果Ⅱ

Q. どんな料理が食べたいですか

ハンバーグ・エビフライ・ オムライス・やきそば・そうめん ・ラーメン
カレーうどん・スパゲティ・お好み焼き・ゴーヤチャンプル・おでん・からあげ・カレー
チャーハン・わかめご飯・寿司・鰻丼・味ご飯・とんてき・チヂミ・いなり寿司・とんかつなどなど…

たくさんのご意見を頂きました。その中でも票数が多かったのは定番メニューのハンバーグや唐揚げ、麺類、お寿司でした。四日市福祉会厨房では利用者さんの食べたい料理をできるだけ献立に反映させています。ハンバーグは月1回、麺類は月2回、お寿司はちらし寿司や巻き寿司を2カ月に1回ほど提供しています。

4.まとめ

嗜好調査を行うことで利用者さんの生の声を聞くことができ、献立作成時や調理時のヒントをもらえます。今後も食事満足度向上を目指して、四日市福祉会の厨房では利用者さんにより満足してもらえる食事を提供できるよう嗜好調査を続けていき、調理工程や献立の改善に努めていきたいと思います。

「美味しかった」「また食べたい」「楽しみだな」そんな言葉がたくさん聴けるよう厨房職員一同頑張ります!