令和4年度 5年目職員フォローアップ研修 実施報告
令和4年度の5年目職員向けのフォローアップ研修(第3回)を行いました。今回のコラムでは、その概要と実施報告をさせていただきます。
【目次】
1.フォローアップ研修の趣旨・概要
2.実施報告 ~確認問題~
3.実施報告 ~テーマ発表~
4.まとめ
1.フォローアップ研修の趣旨・概要
今年度の5年目職員向けフォローアップ研修の趣旨として、
「初心を忘れないように1年1年を振り返り、その時々の課題に向き合い次の目標を企てる」
「中堅職員以降へのステップとなるように、基礎的かつ必要な知識や技術を身に付ける」
のもと実施されました。
研修内容については、フォローアップ研修の主催者である統括主任と主任によって作成された資料から確認問題を出題、テーマに基づいて作成したレポートの発表を行いました。
2.実施報告 ~確認問題~
理事長からご挨拶を頂き、実行委員から研修の趣旨・概要の説明を行い本研修がスタートしました。
はじめに「確認問題」として、3年目・4年目対象フォローアップ研修時に使用した資料から出題した設問を解いて頂きました。5年間の座学にて学んだ知識の「復習」として位置付けており、合否はなく、資料を確認しながら進めて終了後にはその場で答え合わせを行いました。中堅職員として6年目以降においても、本研修で得た知識を支援の現場等で活用できることを期待しています。
3.実施報告 ~テーマ発表~
続いて、主催者が設定したテーマをもとに、事前課題として考えて頂いたレポートの発表を行いました。今回のテーマは「後輩指導において大事にしたいこと、心得ておくべきこと ~各自の考え~」。
又、発表だけでなく他者が発表したものに対しての気付きや質問を返せるように一人ずつワンコメントを頂くようにし、他者の発表内容について注意深く聞き取ることにも集中して頂きました。
参加者の発表内容は、
・誰にでもわかるように説明する
・1度に教える量をセーブする
・良い面を伸ばすようにする
・何か不安な事や疑問点はないか確認する
・相手のことを思いやれる様な指導を大事にしていきたい。
・適切な距離感で接する
・支援の意味や理由を伝えていく
・“楽しい”と思ってもらえるように“強み”をみつけられるように
などがあがりました。
各自5年間の体験を踏まえて、
「入社したばかりの時の自分は、緊張、不安でいっぱいだった。その時に優しく声掛けをしてもらったことがとても救いになった」
「信頼関係を築いていき、モチベーションもあがるような良い先輩、良い職場環境にしていきたい」
「自分が楽しいと思えないことを利用者さんに行っても、利用者さん自身も楽しめないと思う。その場にいる皆が楽しめるような環境作りを先輩職員が中心となって行っていくことが大切。そしてその環境に皆を導くのも大切。自分が楽しいと思って支援を進めていくうちに“自分の強みはこれだ!”と発見できる時がくると思う。」
などテーマに沿って、5年間で培ってきた各自の考えも述べて頂くことがきました。
4.まとめ
本研修は当法人の「人材育成」の一環としても実施しております。今回の研修は、今回の参加者にとって5年間に及ぶフォローアップ研修の最終の研修となりました。
1年目から各年の目標を設定・振り返りを行い、様々なテーマのもとグループディスカッションで意見を交わし、緊急時に対応できるようAEDなどを用いて実務講座を受けたり、レポートや自身の考えを人前で発表したりと、知識を得るばかりでなく、体験し、自ら発信する能力を養う機会となるよう実施してきました。今後は中堅職員として実務での後輩指導、法人外での研修や何かしらの活動にも参加し外部の方と関わる機会が出てくることも考えられます。それらの場面でも対応できるよう、参加者一人一人が5年間で学んできたことを活かし益々活躍していけることを期待しています。