令和4年度 3年目職員合同フォローアップ研修 実施報告
令和4年8月17日(水)に令和4年度の3年目職員向けのフォローアップ研修を行いました。今回のコラムでは、その概要と実施報告をさせていただきます。
【目次】
1.フォローアップ研修の趣旨・概要
2.講義
3.テーマ発表
4.アンケート記載
5.まとめ
1.フォローアップ研修の趣旨・概要
今年度の3年目職員向けフォローアップ研修の趣旨として、
「初心を忘れないように1年1年を振り返り、その時々の課題に向き合い次の目標を企てる」
「中堅職員以降へのステップとなるように、基礎的かつ必要な知識や技術を身に付ける」
のもと実施されました。
研修内容については、フォローアップ研修の主催者である統括主任と主任による講義形式の座学、参加者が自らテーマを設けて作成したレポートの発表を行いました。
2.実施報告
理事長からご挨拶を頂き、実行委員から研修の趣旨・概要の説明を行い本研修がスタートしました。
はじめに、主任の新井から「法人・制度」についての講義を行いました。内容は、“法人の理念”、“法人内各事業所の障害福祉サービス”、“キャンセル料の取り扱い”、“個人情報の取り扱い”とし、それぞれについての説明を行いました。テキストに沿った口頭での説明に加えて、各項目にある例題を参加者に解いていただきながら進行しました。続いて、統括主任の伊藤から「老年医学/発達障害」についての講義を行いました。こちらでは、“誤嚥性肺炎”、“転倒”、“発達障害”について説明を行いました。
講義を終えて「テーマ発表」を行いました。今後、中堅職員になるにつれて人前での発言する機会も増えてくることが考えられるため、その機会づくりも兼ねており、事前に作成して頂いたレポートを発表するという形式としました。
発表テーマは次のとおりです。
「知的障害と発達障害について(違い)」
「発達障害~利用者の立場になって~」
「学習障害について」
「プラダーウィリー症候群の食事療法について」
「自閉症スペクトラム障害について」
3.アンケート結果報告
参加者から頂いた感想やアンケートを掲載します。(一部抜粋)
「同期職員がしっかりとしており、自分がまだまだだと感じました。」
「大学で習ってきたことではあるが、ほぼ忘れており復習の機械になってよかった」
「ひとりひとり異なる感性や行動を持つことは当たり前のことで、それを理解した上で改めて支援に臨んでいかなければならないと感じた」
「福祉施設で働く上で専門的な知識を得ていくことは必要不可欠なので、知識を得る良い機会になった」
「同期がどのような障害や病気について興味を抱いているのか知ることができてよかった」
「レポートは苦手ですがこれを機に少し障がいについて栄養士の観点から勉強できた良い機会になった」
「自分で事前に調べたものを同じ3年目の職員の前で発表することで、自分の考えをまとめることができる良い機会になり、他の人の発表を聞くことで、自分が普段目を向けていなかったことにも興味を持つことができた」
4.まとめ
まずは、忙しい中にも関わらずレポート作成をして臨んでくれた参加者のご協力のおかげで、滞りなく研修を終えることがきたことをとても感謝しております。
1・2年目研修ではグループディスカッションなどを通じて同期職員との横の繋がりを重視した内容で取り組んできました。今回の3年目研修では、参加者一人一人に課題を与え、独りで発表を行う形式とし、自発性を養うことを狙った内容でもありました。その影響からか、研修開始時からいつもとは違った緊張感に包まれ、終始ピリッと張り詰めた雰囲気の研修となりました。講義形式で行った座学についても、これまで学生時代に学んできたことの復習の機会となる等、専門性を高めることに繋がったようです。
また、今回から3名の職員を研修スタッフに加わえて頂くことになりました。2名から5名に増えたことで、実施できる内容や範囲も広がり、より一層の充実を図れることを期待しています。